恒例のごとく、精神的負荷の高いお仕事でぐったりです。
今週はひどく眠たく、土曜日はほんとに疲れきって終日寝てました。(きっと金曜日のスーツ着用&都内で会議のため外出したため、やられてしまったに違いない。)
● アフリカの「負の連鎖」を断ち切る手だてはあるのか?
NHKスペシャル「アフリカゼロ年・ジェノサイド大量虐殺を止めるのは誰か」を観た。
「今世紀最悪の人権侵害」といわれるスーダンのダルフールの虐殺をなぜ止められなかったのか?それはこの番組内でも答えは出ない。スーダンの内部の内紛にはそれぞれの立場があるであろうが、イスラムvsキリスト教という文化的対立に加え、石油資源をめぐる大国の思惑に国連は何も対応できない。
そこで和平状態を維持しようとAUアフリカ連合というアフリカの国々による組織が積極的に介入しようとするが、それもむなしく無力となってしまった様をレポートしており、僕も観終わった後は無力感しか残らなかった。
(土曜日のニュースでは、「スーダン和解政府発足、南北両勢力が共存の道探る(読売新聞)」という動きになっているようですね。紛争が穏便に解決することを願うばかり。)
紛争の解決のために、国連や各国連合などの国際的な第三者機関は重要な働きをしているのだと思うんだけど、強制力を持たないために、紛争当事者の双方の立場を尊重すると結局何もできずに引き下がることが多いですね。かといって国連に期待せず、特定の大国に解決を任せるのみなのか?それには石油などの利権が大きく関わってくるので、正しい解決ではない、というより多くの場合、より悪い事態にしか向かわないような気がするね。
このような状況にあって、遠くはなれた国に住む我々は何ができるんやろか。
(決して、常任理事国になることではないと思います。G8に集まった国々がアフリカへの債券放棄すればOKなん?)
僕は、このような問題を考えたときはいつも、思考停止して、完全に無力になってしまいがち…。
●ロンドンでは爆破テロが
今回のロンドンの爆破テロについても、各国首脳が即座に「いかなるテロにも立ち向かう」と表明したが、これは先進国、大国から観た視点であり、テロを起こした方にもそれなりのテロに走る論理があるんだと思う。しかし、彼らの論理ってのは、報道もされないし文化的にも異なる我々には一生かけても理解できないもんなんやろか。
とはいえ、無差別破壊テロや無差別大量虐殺といった卑劣きわまりない手段をとることは僕は200%反対だが。
今回のロンドンのテロに関しては、個人的には僕の会社の同期&後輩夫妻がロンドン在住なんやけど「無事ですよ」との連絡があったので一安心。
しかし、世界中(特にアフリカ)で起こっている紛争やそれに起因した貧困を解決するには何が必要なんやろか。
●「音楽で世界を救えるのか?」
今、フジテレビで「LIVE8」の様子が流れている。
20年前にボブ・ゲルドフが「アフリカを救おう」と提唱して開催された「LIVE AID」の21世紀版ですね。
画面ではボブ・ゲルドフが「20年前のLIVE AIDの時に、あと一日で亡くなろうとしていた少女をみんなの力で救うことができたんだ。今、その少女は元気に学校に通い、成長した。そして今日ここに来ている!」と訴え、元気に成長した女性が登場した。
現にその女性は、LIVE AIDのおかげで生き延びることができたのかもしれない。しかし、助けられなかった人も同時に多数いるのも確かだし。本質的に音楽でアフリカを救えているのか、と言われれば難しいけど、しかし、まずは行動することが大事だ。行動しなければ何も変わらない、というのもよくある話なわけで…。
(フォローする訳ではないですが、どっかの国の無責任なODAのようにとりあえず金を贈るだけではなくて、、LIVE AIDでの収益は厳密に管理され、どのように使われたか細かくチェックしているそうです)
しかし、20年という時の流れは残酷なもので、20年前は世界同時開催&世界同時中継という「世紀のイベント」に見えたのに、今や大物アーティストが続々登場する野外のロックフェスは当たり前で、今回の「LIVE8」の画面からはよくある見慣れた普通のロックフェスにしか見えないんだよね。
ロンドン会場のフィナーレは出演者が勢揃いして「ヘイ・ジュード」の合唱だったんだけど、「ポールマッカートニーが出てるからなぁ。ポールがいなかったら最後は『イマジン』で締めるんやろなぁ」とか下衆な想像してしまったり。(忌野清志郎が出てるフェスの締めは必ず『雨上がりの夜空に』だったり、「24時間テレビ」の『サライ』だったりからのパブロフ犬な反応なだけかも。)
そんな予定調和に感じられたフィナーレの「LIVE8」とは対照的に、前回の「LIVE AID」ではフジTVの中継がボブ・ディランの所で切れたのが妙に印象的なんですよ(個人的には。その後、ビデオかなんかで最後はやっぱり「We are the wold」だったのでちょっとしらけた記憶が。)
とにかく、少しでもアフリカの人々の命を救うことができれば良いですね。